深い海で 時計の音 ただ聴いていただけ 暗い部屋で 僕は幽霊 此処にはもういれない キャンバスの前で 傷痕塗って 同じ絵を描いて 飾った未来に囲まれて もう会えない君を見ている 君は笑っている 朝日が見捨てた朝、窓辺のアイビー 嫌いな色のカーテン 揺れて ずっと忘れ物 僕ごと 君は笑っている 深い海で 時計の音 ただ聴いているだけ 暗い部屋で 君は幽霊 此処にはもういらない 心はもう 壊れたままでずっと 生き長らえた身体を引きずって 色を失くした 街でまだ 君の亡霊と今も踊ってる 名前さえ 知らない声がまた 未来の方角をすり替える 記憶になって 言葉になったって 色を与えて また君を描く 8月の最期 時を止めて もう何回目だっけ 夏の匂いに痛んだ夜は 枯れ切った 枯れ切ったんだ わかるんだ 君に注ぐ言葉は 深い海で 時計の音 ただ聴いていただけ 暗い部屋で 僕は幽霊 此処にはもう 鈍色に燻んだ記憶の向こう 君だけずっと死んでくれない 詞で刺した 歌で打った 僕は幽霊 此処にはいれない 心はもう 壊れたままでずっと 生き長らえた身体を引きずって 色を失くした 街でまだ 君の亡霊と今も踊ってる 名前さえ 知らない声がまた 未来の方角をすり替える 記憶になって 言葉になったって 色を与えて 未だ君を描く 此処にはもう いられない