僕の中に生まれた君がいつの間にか 『僕』をもって歩き始めた 使命を探し始めていた 目覚めたときはいつだって 記憶は姿消してる プラタナスの葉のざわめきが この胸泳いでは唱っている 過去も未来も宛ても無いけど今この 瞬間だけがあればいい 呑み込んできた 涙の重さに耐える自信はもう無い 君に出逢ったから 何かに傷付けられる前に 奪われる前に 君の後ろ僕は身を隠す そしてまた自分を責めるけど 重力の違う僕を 君は嫌わずにいてくれる プラタナスの木の下でいつか ひとつに成れる日がくるかな 過去も未来も宛ても無いけど今この 瞬間だけは輝いて 鏡の前で 君に微笑むことができたなら きっとそのときは… 馴染めない僕なんか 要らないと思ってた 薄い空気の中で それでも捨てきれずに 乗り越えることだけが 全てだと思ってた 消えない痛みは時間と流れていく 過去と未来が嘘をついても今 目を閉じれば確かに 無くした記憶が繋ぐ 君を感じることができる 過去も未来も宛ても無いけど今この 瞬間だけは輝いて 鏡の前で 君の微笑みを受け止められたなら きっと…