また失った言葉つんざいて 仕方ないわ ただ滴った哀が溶けている 半端な味がした食卓に舞った流行歌 真ん中染め抜いた体がひとつ 花曇りが呼んでいる rainy 風が吹けば飛んでいく 不意に 浅ましいと知っていて dryly あの空が運んでいく 心残りも音も色も また過ぎ去った時が光彩を放つ歌 不安とか見え透いた名前は付けず どこか春めいた肌に心拍を増す 今日だ 信じたいものだけが色褪せては 消えていく 街の隙間で息を吸って 踏み出す足はどこへ行こうか 洗われていく感情は tiny ただ空は見つめている Can you see? 浅ましいと知っていて dryly あの空が運んでいく 心残りも音も色も だが僕は憶えている あの日の熱も嘘も欲も