歌詞
あなたが私を束ねた頃には 確かな息吹があるのに 度し難いまま熱が冷めた この夜半に浮かぶ言葉はまほろば 褪せる痕もなく 早く繋ぎ留める 誰か目を塞いでお呉れ 過ちすらもう犯せない たった一度灯した火は 前も後ろも解らず燃え盛る 跳ねる鼓動空回る 青く猛る あれから私は未だ夢の隙間 足跡を残さず歩く 味の無い世界の全てを 飲み下すことが難しくてさあ 「月が綺麗」 嘯くあなたが目に浮かぶ 「今はいけないよ」 解ってる、きっと 正しかった苦しかった これでよかった あなたもそう 愛しかった切なかった二人だった いつも通りさ 歌を歌って笑うあなた雨模様 巡るとめどなく からだ駆ける血潮 あなたは私を束ねる屍だ 度し難い硝子の瞳は何を見る あれから私はもう夢の明日 竦む足元 無理にゆく 何もない世界の全てを 噛み締めることを選んだのだと 月と踊る 息を弾ませ千々に踊る 今は宵の中 解ってる、ずっと 左様なら、きっと
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