免許ないまま駆け出した午後 汗ばむ手のひらがまだ嘘をつけない 履き古したスニーカーと 未完成の地図 どこでもいいから今じゃない場所へ ダルい空気を切って飛ばすチャリ コンビニの袋が風に踊ってる たわいない「どっか行こうぜ」 の一言 それが今日の主役になるmagic summer vacation, 曖昧なままで 届けたいけど届かない like a daydream 解けかけの氷、こぼした言葉 忘れたくないくせに言えないよ summer vacation, 衝動の裏で 余った計画だけ持って外へ 「なんかしようぜ」が全部を救う そんな気がしてた、確かにあの夏は グラスの中で揺れる氷みたいに 俺らもずっと溶けかけてた 「大人になんかなりたくないね」っ て 本気で笑えた、それが答えだった 無意味にphone見て、 既読の数を数えて 考えすぎるくらいがちょうどよくて 気づけば陽が傾きだしてた 「何しようか?」のまま始まる午後 近づくたび、少し遠くなる でもそれが俺らのテンポだった 寄せて返す波のリズムで 変わらない何かを願ってた summer vacation, 曖昧なままで 届けたいけど届かない like a daydream 解けかけの氷、こぼした言葉 忘れたくないくせに言えないよ summer vacation, 衝動の裏で 余った計画だけ持って外へ 「なんかしようぜ」が全部を救う そんな気がしてた、確かにあの夏は あのとき笑ってた理由も、 今となっちゃ曖昧だけど、 君の声だけは、まだ鮮明なんだ。 ほら、また夏が来るよ。
