見慣れた景色の中、ふと立ち止まる 止まったはずの時がまた揺れる 君がいた気配 まだ残る部屋に 呼吸ひとつさえ、 意味持ってしまうよ 喜びだったのか 痛みだったのか 今じゃどっちも同じように眩しい 「愛」って言葉が刺さるたびに 少しずつ僕の中の君が、色濃くなる ああ、行方はいつも彼方 明日がまた来るのがただ怖かった 君がいないなら どれだけ楽か それでも思い出は捨てられなかった 隠れて泣くのが下手な君が 知らない誰かのために笑ってる夢を 見た たった数秒、でも永遠みたいで 僕は未だにその余韻で生きてる 動かしてくれたのは、 君の不器用な優しさ 遠回りした言葉、握った手の温度 あの日の空は、きっと今も 僕たちだけの色に染まってる ああ、行方はいつも彼方 明日がまた来るのがただ怖かった 君がいないなら どれだけ楽か それでも思い出は捨てられなかった いなくなったって、 僕の中ではまだ生きてる 消えてなんか、いない ほんとは、きえない。
