時間が後ろへ流されてく 手を振る間もなく流されてく あの子の匂いが薄れてゆく 赤い目をこすった まだ眠りたくない 夢を見るたびオトナになる 大事なものから零れてくの? もしも明日目が覚める頃 すべて忘れてしまうとしても 爪で掻いた傷跡もいつかは消えてしまうとしても ぼくの細胞のヒトツがずっと覚えてるから 明日は今日より笑えるかな もっと遠くへと抜け出せるかな あの子は一緒に来てくれるかな 赤い目をこすった もう眠らなくちゃ 夢の中でもフタリでいよう 大事なものなら零れないよね? もしも明日目が覚める頃 すべて忘れてしまうとしても 爪で掻いた傷跡もいつかは消えてしまうとしても 明日目が覚める頃あの子がトナリに居てくれたら 夢の最後になんとなく繋いだ温度がそこにあったら ぼくの細胞のヒトツがずっと忘れないから ぼくの細胞ヒトツヒトツがきみを覚えてるから 忘れないから