大好きな景色も 大切な人も 美味しかったご飯も 全部わたしが持っていたいよ 限りがなければ きっと 悲しい顔も見ずに済むのに 重たくなっていく 熱くなっていく ゴミ箱の中には まだ忘れたくない笑顔がある 記憶をなぞれば 思い出す瞬間(とき)がひとつ 溢れてしまうから もう残りは少ないからさ …ごめんね あなたの二度と来ない今を すべて撮っていたいとか 小さなわたしの絵空事 零れ落ちてしまうから 「完全に削除」して かけがえがあるのなら きっと わたしはいらないから でもね あなたが残すのなら それは かけがえがないのでしょう もしもわたしが大きければ もっと憶えてあげられたのに またひとつ 忘れてしまわないといけない あなたの二度と来ない過去を すべて取っておきたいな 小さなわたしの絵空事 零れ落ちてしまうな あなたの二度と来ない未来 大切なものだけでも 小さなわたしに残してね それだけは守るから あなたとわたしだけの記憶 記録
