Tシャツがたわんで 不器用に揺れている 斜陽に刺されて 少しだけ背伸びを 現れたあなたの隣で 呼びかけてみるんだ 心のうちに向かって 同じ空の下で 別々の部屋にいて 壁の向こう側でも 微笑んでいるなら 最後にふれてみたい あなたの手に もうそばにいなくて 会えはしないけど その本心は わからないままで Tシャツが少し ぬくいだけ 電話がつながって 声が渡ってゆくね 飲みこんでくれたら 忘れずに教えてよ どんな香りが 残っているか あなたは私じゃなくて 似てるようで形だって違う 本心は覗きこんでも 見えないから 太陽が沈むとき隣にいて いつかの話に 花を咲かせたら 偽りもなく本当でもなく ただひとときの しあわせを そして最後にふれていたい あなたの手に いつだってそばにいて 話してくれたから その体温は たしかな気がする 朝を迎えに外に出よう Tシャツを風に揺らして
