乾風 からから吹き抜けた 微かに 紛れている 地球の上で はや一回り 遥々 巡って来た 日差しが 妙に眩しすぎる この狂った寒空にも こちらが立てば あちら立たず ちぐはぐな僕らにも 雉は鳴く 山向こうから よぉく 観てみよう そこに 春がいるよ よくよぉく 観てみよう ここにも ほらいるよ 調子はどう? ご機嫌いかが? 何時ぞやの あなたにも ぼちぼち まぁまぁ お元気で 今さらな わたしにも 意味などなくても 息づいてる 可憐に 仏の座 生きてはいない でも側にいて 物の怪 おばけ 守護霊 そこは どこ? 住めば都? お天道なしじゃ 立ち行かぬ さぁ 皆で 参りましょう 雉は鳴く 山向こうから よぉく 観てみよう ここに なにかいるよ よくよぉく 観てみよう そこにも ほらいるよ また 風邪を引いたの? 肩並べて 寝込もう おお 為す術もなく 君と春を 待つよ よぉく 観てみよう よくよぉく 観てみよう よぉく 聴いてみよう よくよぉく 聴いてみよう