笑うばかりの 君はまだ 何も答えずに 黙る代わりの 曇天の下 風は何処へ吹く 変わるばかりの 季節にただ 息を吸い込めば 吐き出す煙は 囲いの中 何処へも行けず わからないけど これではないな 行き 過ぎる この日々の 答えは 知れず 思いがけぬ その方が 面白いけど 奪うばかりの 人の世が 身の丈も過ぎて 遊び疲れた 子供らの 夢で眠る頃 月を掲げた 山の端が 夜を深めては 今も昔の 道なき道を 遠く照らし出す 余りあるほど 頼れる姿 祈る手に こぼれゆく 願いは 知れず 想い尽きぬ あの影は もう 忘れよう 行き 過ぎる この日々の 答えは 知れず 思いがけぬ その時を 待つのなら 草葉の陰まで