待ち侘びてほしさに街と距離を置く 気を引きたいが為の天邪鬼な態度 敢えて帰らないことを愛で 片付けるほど 一言では言い表せられない複雑さ 見届け続けなければ、 人も街もすぐに変わり 離れた者は取り 残されたように感じる 忘れたくない、 と忘れられたくない、を 胸に閉じ込めず、筆に同時に込める 環境が人を変えるのではなく 人が変わるから、環境が変わる どこへ行けども 変わらない気がするのは 自分自身が 変わることができていないからだ 『一人で生きていく』 なんて言うほど 俺は寂しさに強くはないから ただいまがなくてもお帰りといえる 場所を探し、そして、増やすんだよ 産まれた瞬間を覚えてはいない だが成長を忘れてはない どこから来たかよりも 大切なことはどこまで行けるかだ 不安を携え旅に出て 自信とともに帰ってくる 遠く離れた土地のあいつにも距離を 感じさせない歌詞を 行ったり来たりの道のりは 来た道を戻ることではなく全てが 前進だ 離れられる訳は、 別れではないとわかるから 再会のハンドシェイクを想像し 燃料に 出会えなかった人や場所のことは 知り得ない だから出会えた人や場所のことを 想う 成長の証として、曲が産声を上げる 産まれた場所より出会えた場所を hoodと呼ぶ 故郷は育った場所、 そしてこれから育つ場所 小倉、天神、名護 同じ星と違う雲 もしも街を 憎んでいるとするのならば それは人を憎んでいる証拠かもな できる土地の話が増えることが そこで過ごした証であり俺の誇りだ 店名や地名、風土やfood、 だが、 故郷を増やすと言いつつ逃げる 場所にはしない 産まれた瞬間を覚えてはいない だが成長を忘れてはない どこから来たかよりも 大切なことはどこまで行けるかだ 不安を携え旅に出て 自信とともに帰ってくる 遠く離れた土地のあいつにも距離を 感じさせない歌詞を 人といると1人になりたくなり 1人でいると人と会いたくなる その時人はそれでなかった場合の 良さが輝いて見えるのだ 充足知らぬ究極のエゴ 自ら見つけな拠り所 雛形なき旅の仕方を 模索するのも旅の味 懐かしめるだけの月日と思い出 追想と更新の反復が育む 一度離れたものにしかわからない 想いを馳せることの尊さは 居続けるもの、旅立つもの その良し悪しは 本人にしかわからない どこにいても上がるやつは上がる ただ、俺は自らの口で伝える この足で歩いた分、 バックボーンは様々な土地を 知っている 一度も訪れたことのない場所を 故郷とは絶対に呼べない 自分がどこにいるのか 気にしなくなるくらいに 生活をこの身に刷り込ませる そこに住むことと、旅行との違い 思い出が日常か非日常か 産まれた瞬間を覚えてはいない だが成長を忘れてはない どこから来たかよりも 大切なことはどこまで行けるかだ 不安を携え旅に出て 自信とともに帰ってくる 遠く離れた土地のあいつにも距離を 感じさせない歌詞を
