8月の終わり君は死んだ 猛暑日の夜 時間が止まった ふと目に映った 壁に飾った 誰のか知らない格言に涙した 当たり前に過ぎてった今は 全然当たり前じゃないや 君はどうやって今を生きていたの? 君が示してくれたように あの日、誰かが言っていたように 変わらない為に変わり続けたいな 私らは少しだけ違う国の血が 流れてて なんだか少し妙な気分 歴史とか差別とか 色々あるみたいだ でもうちらには全然関係ないや そんなこと証明しようぜ なんて、馬鹿げた青春時代 一緒に行った沖縄で ヤドカリを探しにいった夜を なんか今でも思い出しちゃって 少し胸が熱くなっちゃって 笑えてくるような君との時間を 不思議と同じ道を歩き 伸びすぎた背を比べ合って 変わらないところを並べ合って笑う お酒がこんなに好きになった、とか 君のやんちゃ話聞いたり、とか 親を大切にしなきゃな、とか そんなことをもっともっと どれくらいの時間が経っても どれだけの人に出逢っても 君の特別さに悔しくなるよな 当たり前に過ぎてった過去は 全然当たり前じゃないや 君はどこで何をして過ごしてんの? 愛されすぎてしまったがため 雨が止まなくなって困ったね あの日の夜は君の証明さ ヤドカリを見たら思い出そう それくらいにしよう、ね