僕の相槌が上の空だと 受話器の向こうで憎まれ口を叩く 彼氏の前では油断も隙もない 完璧な それは美しい人 着信メロディー 少しだけほったらかしてたのは 「待ってました」と バレてしまわないようにするためさ 2人だけの秘密の会話みたいだ グチもだらしのないとこも 知ってるから 勘違いしてしまいてしまいそうだ 話の途中「実は会いに来たんだ」 そんなキザなことはできない ちゃかしたまま 時計の針が午前2時を指す 僕の相槌が遅れをとると 受話器の 向こうでいびきをかいている 「相談乗るよ?」 そんなの口実に決まってる 本当は 君の声を聞きたいのは僕の方さ 2人だけの秘密の会話みたいだ グチもだらしのないとこも 知ってるから 勘違いしてしまいそうだ 生まれたままの姿で 布団にくるまってなんて 口走る前に ララバイ どうか今夜も幸せな夢を 寝言で彼の名を呼んでいる 僕の好きな人