約束したっけな してないっけな いつの日か一緒に 曖昧だな 人波に流され辿り着いた ぼくだけヒトリきり お似合いだな 花火が上がってさ 光が弾けてさ そのたび揺れる世界 きみがいたら 花のように笑うだろう 今では夢模様 「会いたいな」花火の音にかき消された 川沿いを歩いた 寒かったな ほどけるくらいに手を繋いで 季節は巡ってさ ぼくだけ残ってさ まるで変わった景色 おなじ場所で 笑うように花が咲いた 今なら言えるかな 曖昧なぼくに火の粉が降り注ぐ 今さら夢に酔う あたたかなきみの温度が残っている 今ではもう夢模様 花のような笑顔は二度と見られない 今でも 今さら 人波に流され辿り着いた きみと待ち合わせた小さな駅