少し寒い 夜明け前の海岸線 なつかしすぎる渚には 忘れ去られた a straw hat ゆるいカーブ 君を乗せて曲がったものさ 車止めて駆け降りれば 波がさらうよ 夏の夢を 知らず知らず来ていたんだ 誰もいない この海へと 潮騒に眼を閉じれば 不思議なほど素直になれて 悲しいくせに 胸を押さえて もう これ以上 自分を偽らないで My lonely heart 眠れなくて 素足のままアスファルト ガードレールに二人腰かけ いくつもの星を見上げた 好きな歌を口ずさめば 君の瞳 せつないほど優しすぎて 俺を見ていたあの夜 戸惑いが 温もりが 抱きしめたらわかったけれど 立ち止まり振り向けば そこにはもう君はいない 変わらない 想いと 胸の痛みを もう この海に このまま捨ててしまおう 波に消えたよ 君のまぼろし