一粒の涙が零(こぼ)れて 不意に抱き寄せてた 泣き虫の君のことだから しばらくは止まらないね 先ばかり見て 君を残して 遠く旅立つぼくの背中に なにもいわずにこらえ続けた 寂しさを受け止めるよ 幾千の涙に 込められた想いを 打ち明けた 震える声で 「夢に近づくほど、 あなたが離れる気がした…」 なぜぼくは気づけずにいた こんなにも 愛されてるのに 振り向きもしないで 思うよりうまくはいかない 現実に苛ついてた 「泣いてゴメンね」 「わがままだよね」 もうなにも云わなくていいから 身勝手なのはぼくの方だよ もう二度と離さないよ 幾千の涙が この胸にしみるよ 想い出すあの約束を この夢をかなえて 必ず迎えにいくから… そう、君は待ち続けてた <♪> これからはおなじ景色 いつまでも見つめていよう 一人じゃなくても かなえられるはず その涙 笑顔にして 幾干の涙に 込められた想いを 感じてる このいとしさで 泣き疲れた君の 無防備なその横顔に そばにいる… だからおやすみ