期待しない誰にも 自分にも期待しない 人は人でしか なかったみたいだ 流石に気づいた 選ばれないこと 知りたくなかった あの子の秘密も ことの呆気なさに 潰される 誰よりも自分も救いたかった 誰よりも自分を許したかった 誰よりも自分を知ってほしかった 誰よりも自分も抱きしめたかった この海に溺れてしまいたい どこでも深く沈んで溶け合って この波に飲まれてしまいたい どこまでも高く仰いで飛び立って 善も悪も 生きることも 誰かの傷になるなら 後悔ばかり追いかけてた 自分の影を踏みつけてた 本当と嘘の数を比べた ずっと気づかぬ振りをして そこに花が咲いた 誰も知らない場所で そこに花が咲いた 誰にも知られずに 訳もなく咲いた 乾ききった心を 満たすものなんて 誰よりも自分を抱きしめたかった