薄幸の祷りに伏し 二度と還らぬ朝を目指す人の子らに 陽は見えず 格好の弱肉さえ「見よ」と その身もいざ知らず漂う 君の影に似て 山海に物語れば 「木々の定めも知らず」と思い出し 悔恨の月は見え 散壊の君の胸に宿り 一夜もままならず 夜露の歌が瞳を射て 朝が来て君を撃つ 「夜の帳を着て征け」と 今夜陽を投げうてば あの機関は廻りだす あぁ 定かに華は咲く 見るも鮮やかに潜めて 証左のごとくに巡り ただ月夜に廻りだす 清光は今に消えて 丘の上に君を放つだろう 限りある色に堪え 薄幸の祷りに伏し 二度と還らぬ朝を目指した 人の子らに 陽は見えず 鮮やかに華は降り 君の姿に似て歌う 遠く波の影に見た あの機関が廻りだす あぁ 定かに華は咲く 見るも鮮やかに潜めて 証左のごとくに巡り ただ月夜に廻りだす 朝が来て君を撃つ 夜の帳を着て征けば 知らぬ間に華は咲き また月夜に廻りだす