飛び起きよ あの熱砂の循吏に息を潜めて 飛び起きよ 遍く地に憤怒の夢を見せて 飛び起きよ あのハッジの順路はどこへも着かず 飛び起きよ あの熱砂の循吏は夢を見せて 道を征く哄笑怨嗟の風 我が身の宮廷 末期に騎士はなし 雨を耐え キュリオスの種 まだ見ぬ共励に潜む石を彫り アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む 「西には遺址の群れ」 飛び起きよ 組み立つ天変の塔の頂で 飛び起きよ 繰り返し美徳の夢を見せて 飛び起きよ 訓戒は思慮の深くに刻まれ 飛び起きよ 組み立つ天変の塔の頂で 街を吹く殺傷認知の風 仇なす巡礼 活路に行き場なし 雨を咲け キュリオスの華 闇夜に壮麗 究理のシネラリア アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む 「東を回る舟」 幽電子は目覚める 怒れるカムシンの果て 幽電子は目覚める 潰える夢から 幽電子は目覚める 怒れるカムシンの果て 幽電子は目覚める 潰える夢から 飛び起きよ また循吏は衆生に石を打ち据え 飛び起きよ 眩き川 音もなく流れて 飛び起きよ 瞬く間に奮起の雲は吹かれて 飛び起きよ また循吏は衆生に石を打ち据え 君を焼く弁証倫理の風 幾代の妄言 人皮の書誌はなし 雨に舞え キュリオスの姫 朝日を以て掻き消す未知を手に アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む アニムス 飛び交う讃詞 砂丘に風を読む 「北より影を呼べ」 幽電子は目覚める 怒れるカムシンの果て 幽電子は目覚める 潰える夢から 幽電子は目覚める 怒れるカムシンの果て 幽電子は目覚める 潰える夢から 幽電子は目覚めて 今知る パラボラの歌 幽電子は目覚める 夜星の下で 幽電子は目覚めて 謎を解く ただ「在りもせぬ」 幽電子は目覚める 月明かり着て