夜という名の朝に 独りマチへさまよった そっとウタを吐き出せば 無人の空へ羽ばたいた 君の目を見て言いたいな 遥か手前で消えたオト ボクの視界は焦げ付いて 桜は灰色に咲いた 時計のハリは 止まったまま チクタクチクタク 聞こえないよ 君にはアイを 誓ったまま チグハグチグハグ 抱きしめたい 震えるほど寂しいよ 凍てつく夜が明けても 繰り返すコドクは もう嫌だ 怖くて仕方ないよ キミがどこか遠くへ 消えてしまいそうで 「楽しい」が楽しくなくて 無音なナミダは叫んだ ため息が止まらない このセカイを抜け出したい ベッドの中で 眠ったまま チクタクチクタク うるさいんだ 君とのユメに しがみつくから チグハグチグハグ 起こさないで 輝かしい想い出は 記憶を駆け巡り ココロの中 息を切らす 夢中で手を伸ばし 掴みかけるけれど またメがサメル もう消えて失くなれ 塞ぎ込んだシルエット 音楽は 鳴り響かない ナミダ枯れた頃に 湧き上がる愛を唄おう 桜の下で 音楽が消えた日を ボクは忘れない