息も詰まる夏 天井まで届きそうな背 目の耳のおかしくなる できそうでできないダンス できそうでできないウェーブ これはなんの香り 長い白い中指 きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 瞳と瞳に映る星が同じだった頃を だめもとで思い出す 瞳と瞳のあいだに トンネルがありますように 今は好きじゃないとしても 東に流れる雲を眺めながら バスに乗って山のふもとまで 行くこと Your Favorite 誰からの誘いがあっても 忙しい恋人となんとしても 過ごす週末 Your Favorite どうしても心が踊る 細さやうるささが 先生になってしまったら ドアから出て公園へ わたしの人生で夜更けと 網タイツといえば きみだけでじゅうぶん おおげさでなく きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 瞳と瞳に映る星が同じだった頃を だめもとで思い出す 瞳と瞳のあいだに トンネルがありますように この景色をそのまま さかさまに映し出すような 集めて写し取るような 気のせいと素通りされても まあいいかとも思える きみの好きなロックンロールを ひとりで見ているよ 今は好きじゃないなんてこと とても考えにくい