嵐吹く夜の隨に 猫目の切れ端は浮かんで 途切れそう白線辿って街灯くぐった シラを切った横目で同類と知った 越冬 四半世紀分回目 アンタを憎んだ 僕はまだ砂を噛んでる [ ]から出る 余裕なんてないんです バカみたいだなって思うでしょ? 最大瞬間風速25m/sで荒れる 今宵の2amはビル群の怪獣だった 春の嵐よ攫っておくれよ 甘ったるい匂いがして アカイロになって 分かんなくなったセスナは 大気の中で彷徨っている 春の嵐よ攫っておくれよ (Fly so high!) もう僕はこの世には要らないだね 泡なくらい寸劇な出来レース 退廃的な自傷感情に溺れて 消えそうなこの命は 満開の桜花のよう美しい 春の嵐よ攫っておくれよ さあ、春の嵐よ攫ってくれ! もう一度!