幾つかの目を かいくぐり 独りになれるなら 爪先の向くまま 歩く事が出来る 時計じかけの 人たちは 休む事も知らず 自分には嘘をつき やがて他人をだます 風の中で やりきれない僕等は きっと 手のひらに きゅうくつさを とじこめている 手掛かりの無い 出来事に 振り回されるなら 許される事さえ 許したくなくなる 行く先の無い 人たちは 眠る事も知らず 目的も無いまま 笑う事が出来る 風の中で 飛ばされてる僕等は ずっと 優しさを いつでも追い求めている 踏み潰さないで 閉じ込めないで 独りにしないで 押し込まないで