歌で稼いだ金すべて酒に変えて 焦点の合わない目で 君に別れを告げる 君は悲しむどころか 「パンツぐらい履きなさい」と 意味も無く全裸の僕を笑っていたよ 愛しい人よ もしも僕が死んだら 僕の死体を指差して いつものように笑ってくれないか 僕の死体を指差して 「見て見て、バカがいるよ!」 さらば、生かねばならぬ さらば… 君に貰ったハンカチで 僕はケツを拭く 君に貰った優しさを 「食えねえもんはいらねえ」と拒む 「結局、人間ってのは 独りなんだよ」 そんな愚痴をこぼせたのは そばに君がいたからだ 愛しい人よ もしも僕が死んだら 僕の墓石の裏側に 落書きしておいてくれないか 僕の墓石の裏側に 君の似顔絵を さらば、生かねばならぬ さらば…