長袖のシャツがまだ 手放せないくらいの季節は きみのぬくもりだけを感じていたい 抱き寄せたら とたんにほら ピントがぼやけてしまうから 指先だけ 触れ合っている距離がちょうどいい 会いたい夜は きみを思い浮かべて 歪んだギター 今日はいらないよ きみのささやく声 聴いていたいから 二人で開けていたグラスも よく話し合ってたテーブルでも 毎日じゃなくていいんだ 幻のきみでいい 溶け出すような ぬるめの夜 ぼやけた頭で 抱きしめた 治りかけのかさぶたを またこじあける 会いたい夜は きみを思い浮かべて 歪んだギター 今日はいらないよ きみのみだらな音 聴いていたいから 近づいたら知りたくなる わざとずらしたピントはもう 謎めきあった関係を 繋いで どこまでも 会いたい夜は きみを思い浮かべて 歪んだギター 今日はいらないよ きみのささやく声 会えない夜が 思い出になるのかな 歪んだギター 今日はいらないよ きみのかすれた声 聴いていたいから