何もないのに空を見上げてた 明かりもない夜に 美しいものに恋い焦がれてた 手の届かない何かに 居心地の良くない感覚は 砂を噛んでるようで 行き場のないような感情を 独りで飲み込んだ 三歩歩けば砂の街 雫求めて歩いた 僕は月に恋をした 儚く輝く君を見て 美しいとただ思った 潮が満ちてくように 何もないこの掌を見てた 空っぽの心で 何もない自分のこの姿は 映し出された影だ 月下美人も萎んで 独りで朝を迎えた 僕は月に恋をした それはあまりに遠くて どれだけ手を伸ばしても 届くことはないんだ 砂紋に揺らめく影 欠けてく君を見てた 僕は月に恋をした きっと儚い恋だった 砂漠の街に光が 人知れず輝いた 喉が渇き切る前に 話の続きを始めよう 薄闇を照らす君が 幸せであるように 僕は月に恋をした きっと儚い恋だった
