嗚呼 夏が来る度に 懐かしき あの日 今も思い出し 走る公園に あの時と同じブランコに 座り 眺める 雲行き あの日と変わらず 綿飴色 さあ 両手 広げて 光を集めて 両足 広げて 大地踏みしめて 伝う物 全て 心受け止めて 前に進む力に変えて 見上げた空と 繋いだこの手 強く 強く 握って強く 離さないように 壊さないように 全部 思い詰め込んで 潤んだ君は 青く優しく 強く強く 握り返してく 太陽の匂い 淡い風が心を 解き放っていく 夏の風が 通り過ぎて行く ブランコ 揺られ より強く 目を閉じれば 思い出せる あの灰色の少年時代 朝 早起き 虫取り網 担いで 急げ あの木へ 走って 転んで 気持ちは前へ 鮮やかな天色(あまいろ)へ さあ 両手 広げて 風を舞い起こせ 両足 広げて 大地 震わせて 感じていたこと 全部 吐き出して 思い行くままに 突き進め 見上げた空と 繋いだこの手 強く 強く 誰より強く 遥か彼方へ 届きますように どうか 伝わりますように 潤んだ君は 誰より強く 優しく 優しく 包んでくれる 僕らは いつも 君の広い心に 吸い込まれていく 見上げた空と 繋いだこの手 強く 強く もっともっと強く 負けないように 止まらないように 全部 思いぶち込んで 叫んで 前へ 飛んで行く時 何千 何万の色 弾けて 潤んだ青に 虹色の光が 広がる 夏の日