あなたのようになりたい (feat. 鏡音レン)

歌詞

『あなたのようになりたい』 （歌詞） 故郷に続く道 あなたのことを想う 繰り返す月日が そこにいないこと慣れさせた 母はここに来ると 寂しくも嬉しそうに 思い出語るから うなずき静かに目を閉じる 行く度に「また背が伸びたね」と 照れくさい 何もしてないのに わがままで迷惑多くかけたけど 何も言わずに優しく包んだ あなたがくれた 言葉たちは 今も心の奥に刻まれていて あなたの大きな その存在は 胸の中僕を支えるプライド 僕は今 あなたのようになりたくて 今日を生きています 手塩にかけた畑の 自慢の野菜たち 僕は嫌いなニンジンを 泣きながら飲み込んでいた 命吹き込んだ凧 「外で揚げよう」誘う 「ゲームの方が楽しい」と あなたを困らせてばかりで 今になり やっとわかってきたよ 「大切な人に向ける愛情」 「何事も全力でこだわること」 「生きた証を残す大切さ」 あなたが守った あの畑は 今も僕の血と肉を生み出して あなたが作り上げた あの凧は 空に舞い続け皆楽しませる 僕は今あなたのように 何かを残したくて生きています 貧しさに打ち勝ち 戦争を生き抜き 仕事をなぎ倒し 時代を駆け抜けた 最後の戦いには勝てなかったけど あなたは あなたは とても 強かった テレビや絵本 小説よりも ずっと身近でリアルなヒーローです あなたが旅立った あの夜は 寄り添う凧の華が綺麗でした 汗拭きながら 僕は告げる 「僕の背ね 追い抜いたんだよ」 僕は今 あなたのようになりたくて 歌っています 時が流れて 過ごした記憶は 色あせるけれど あなたを誇りに生きていたい さよならは言わない ありがとうも言わない ただ僕の未来を 切り開くそれが恩返し 僕もいつかは 最期が来るだろう 願わくば その時 誰かが 泣いてくれるように 誰かが 憧れてくれるように