微笑む影たち 薄れて消えてく 凍てついた声が 風にさらされて 綿毛が落ちてく 荒野へ落ちてく 空が沈む 日の光がなくて あ飲む水もない ただここだけにいた それは本当 叫び声もなくて 乾く空だけが ただここで生きてた それでよかった くすんだ空見て 陽炎がゆれる 目を閉じたままで 季節が過ぎてく ふるえる葉脈が 夢にふれていた 声も消えた あたたかさもなくて 温もりもなくて それでもここにいた それがすべてで 許されず泣いても 認められずとも ここでひとりきりで 息をしていた 何も残らなくて 何も聞こえずに それでも触れていた 君の記憶に 生まれ変わることも 届くこともなく 忘れられぬままで 土に溶けてく
