昨夜のことは忘れて欲しいと 君が言うから戸惑ってしまう 紫陽花の花が枯れた通りでは 何もなかったかのような気にさせる なぜか急に胸がざわついて もう仕方がなくて 熟れた柑橘の香りだけが ただ通り過ぎて行く どこを辿ってみても どこを探してみても 見つからないと知った 間違えたことなどあるはずないわと 僕に言うから怯んでしまう 叶わない望みなら捨ててしまいたい 何もなかったかのような気にさせる なぜか急に胸がざわついて もう仕方がなくて 熟れた柑橘の香りだけが ただ通り過ぎて行く どこを辿ってみても どこを探してみても 見つからないと知った