あの頃に擦り切れるほど 聞いたあの歌詞がさ 今もまだ頭の中で 鳴りやまないままで 時計の針が動く様を ただぼんやりと眺めてた こんな使い古した 日々に呑みこまれていく 正しさに侵された 人の声がありふれて 何もかも間違いのように 思えてしまうよ 惑わされては嘘重ねて、 本質すら見失って 僕が僕である理由は、別に さして多くはない そんな気がするよ そうさ いつか全て変わってしまっても それでいいやと思いたくはない 誰かの目には映らなくても 僕はただ声の限り叫ぶ 日めくるこの味気ない生活も 思い出せず過去となり消えゆく エンドロールが 終わる時まで 今はずっと夢を見ているから 諦めた振りばかりに慣れてしまった 青年は 本当はさ、 『傷つけたくない、 傷つきたくない』だけ 雨上がりを待つように手を 夜行にはランプを灯す 君は今何を求め何を待ってる いつか全て変わってしまっても それでいいやと思いたくはない 誰かの目には映らなくても 僕はただ声の限り叫ぶ 日めくるこの味気ない生活も 思い出して記憶にしまいたい 大人になって 忘れていって 靄の中を手探りで進む いつかきみが変わってしまったら それでいいよと 笑っていたいよ エンドロールが 終わり切るまで 今はずっと夢を見ていたいから