切なく淡い僕の想いが 六畳一間の狭い部屋に染みる さほど好きでもないお酒に 軽く騙されたふりして 「かわいそうだね」なんて笑う こじつけて泣きじゃくった嘘は 目の前を黒く浅く塗りつぶした 眠れない結局が連れてくる朝を 力のない腕の中で迎える 聞き馴染みのある 最近流行りのあの声で 歌う微妙なラブソングに耳を預けて 儚げに見つめる君の目を 潰したくなって そっと目を閉じ寝たふりで やりすごす どうにかなりたいなんて馬鹿だった 口付ける浅はかな 密度の少ないキスは 何も感じなかった うなだれる君の腕に頭を乗せながら なんとなく たばこを吸ってみようかな どうせどうでもいいこと知ってるよ 浅はかな関係ばかり築いて どうしようもないほど酔い爛れる 聞き馴染みのある 最近流行りのあの声で 歌う微妙なラブソングに耳を預けて 偽善的な 無機質な愛が気持ち悪くなって そっと目を閉じ寝たふりで やりすごす 無知な愛がただ欲しかった 何もいらないや やっぱりあなたのことは ただ、たださ、嫌いだってこと。