失敗った 失敗った 知らぬ間に奪われた 愛・運命・夢の類を 彼奴がさらってく 丑三つのトーキョーシティー ハイカラな靴を鳴らせば 誰一人 敵無きあたい 活劇のヒロイン 悩みなどしなったキャベツ 切る前に捨てたあの頃 何気負い 霹靂もない 勝どきの毎日 だけど 彼奴は見てた 時が 過ぎる度 増えていく「不安の種」を 失敗った 失敗った 気づいたら狙われた 愛・運命・夢の類が 彼奴の好物さ 犯行は 音もなく 知らぬ間に行われ 気付いた時には手遅れ 空っぽになってた 「恐れ」など イバラのように 降り注ぎ 襲い掛かるが 知らんぷり ちぎっては投げ 見ないふりをしてた ねぇどうか 聞いてくれるなら 心臓で 休んでる 「希望」まで 持ってかないで 標的は 命の鈴 ちりりんと 鳴いていた 愛・運命・夢の類に 燃えていなきゃ嘘さ いつからでしょう 無防備な夢を 語れなくって 笑えなくなってた 振り向けば 彼奴が見てる 舌を出し また狙ってる 失敗った 失敗った 気づいたら奪われた 愛・運命・夢の類を 彼奴がさらってく 犯行は 音もなく 知らぬ間に行われ ニヒルな笑みを浮かべては 彼奴が覗いてる それを睨み返す