冷たく揺れる 夜は影に遠ざかる 嫉妬が胸を焦がし 見えない傷を抱きしめた ぼやける光 不安な道に怯える 君との距離だけが 言葉の奥で彷徨って 霞む君の影に触れたいの 届かぬ思いに沈んでいく 儚い約束を掴んでも 風に消えていく 叶うことのない夢のカケラ 心の奥底に突き刺さる 壊れそうな夜の静けさで 涙が溢れている 儚い夢と 微笑みは遠い記憶 狭い病みの奥で 一人きりで叫び続ける 霞む君の影に触れたいよ 届かぬ思いに沈んでいく 淡い光に照らされながら 胸の棘が痛む 何度君を読んでも 返る声は無いまま 影で心が染まる 隠された真実 君をずっと抱きしめていたい 僅かな温もりが消えていく 壊れそうな夜の静けさを 纏って涙する 遠ざかっていく君の面影を 追いかければ消えて無くなる 夢の中に揺れる彼岸花 さよならも言えずに
