何食わぬ顔で季節は巡り 増えてく100円ライター どうやって捨てりゃいいのか そんなこと考えてた 涙を堪えて何か話そうとする 君に苛立つ自分に気付いた 君のこと 何もわからなくなってしまった 名前を呼んでも知らない人みたいだ 何食わぬ顔で矢の如し 最近の問題は 何をしてても君のこと 思い出していること あのとき何か 話そうとしていたような 確かめる術はもうないけど 君が置いてった小説を読み終えて 話し相手を探している 折り目のついてるページを何度も 読んで 今更 君を知ろうとしてる 些細なことが許せてしまうのは 許すというより無関心なだけか 君のこと 何も知らなかったみたいだ このまま何もわからないまま 君が置いてった小説を読み終えて このまま何もわからないまま 死んでくのか