さよならが言い出せなくて あなたはもうおちこんでる 駅までは銀杏の並木 寒い秋の風 ふられるのは私なのに あなたの方がつらいのね 思い出に責められるように 無口になるのね 大事なことがいつも言えない だめなとこが似てたね 信じあえたのはなぜ なんのために あんなにも瞳こらし 見つめたのに さよならへと 続く道を 肩を寄せ歩いてたの 何も知らずに ささいなことで泣いたけど あなたの前でだけだった 許されて 甘えていたの 今日から泣かない 「元気をだして」 「元気でいてね」 空に消えるつぶやき ふたりはまた笑顔できっと会える あんなにも痛いくらい 胸に抱いた 今 あなたが気付かぬよう さり気なくまぎれでゆ< 人ごみの中 「忘れないでね」 「忘れられない」 空に消える真実 あなたに また笑顔できっと会える こんなにも痛い程 ああ 愛している もうあなたは傷つかない 思いこめ はなれてゆく それがさよなら