生まれたその瞬間から 結晶みたいにすべて閉じ込めたくて 僕らの心拍数には 限りがあるから なにも欲しくないのに 今なんて多分もうすぐそこ 今なんてほらもうすぐ過去 蹴飛ばして止めたままの時計を 越えるから 離さないで 大きな声で言えるよ ほんとう今が 一番幸せなんだ ありがとう その笑い声に釣られ 僕はふいに抜けがらになる 言わないで 目を閉じる時まで 言わないで 自我を得る時まで 諦めて冷めた時間も 愛せるはずだから 離さないで これから 何をしよう 生まれて どこへ行こう 二度とない この日々の 微熱を 抱きしめて これから 何を着よう 死ぬまで 誰と歩こう 二度とない 瞬間を 逃さず 捕まえてみせるよ