きっと答えは もう随分前から出ていた 嫉妬、 後悔が起因して 鉛のように重い僕の身体 ただ僕は透明でありたかった 好意猛威 狂気に変わって 生も命も精巧だ 本当は単純でいいのに 君を貫いて 等価交換しよう 散りばめられた甘言さえ愛おしい 染まらないで 完璧でいてほしいから 僕は透明でいるよ 美しい恋にしよう ただ僕は聡明でありたかった 脳に一人 こびりついて 「ねえ、もういいよ。」 どうして? 君はまだ汚れてなんかいないんだ! 亜麻色の髪なびかせて いつまでも少女のままで 狂おしいんだ もう戻れない夜に 僕はまだ囚われたまま べたべたに色を塗り返す 自己完結に縋り付くから、 どうか―― 君を貫いてよ 「このままでいいの?本当に?」 そんな顔するなよ 君が「染まりたい」と望んだから 嗚呼 僕らはここで終わりだ 美しい君だけが… 君を貫いて 等価交換しよう 散り際の緋 鮮鋭さに目が眩み 染まらないよ 完璧がまた見たいから 僕は透明を貫くよ 美しい恋にしよう