閉店間際のCDショップ 意味もなく入り浸っては眺めた 才能たちを目の前に僕は 酷く呆気なく死んでいったのさ 伝えたい想いが喉をくだって 今日も胃の中で消化されてく 機嫌を損ねた街灯たちが まばらに照らし出す独りよがり 笑いかけてくる太陽光と影遊び 踏みしめた砂利の音色が耳に残る 放置された自転車は今日もペダル からからと鳴らすだけ 土踏まずに 突き刺さった 重力が作り出す 空間に広がる世界が 無限大だって信じていたいんだ 何回もペダル 踏み込んだ タイヤにこびり付いた 希望の類い きらきらと輝く 嗚呼、待ちぼうけの朝 優劣なんてどこにでもあって それが真理といわれるこの頃 何かを仕出かす勇気もなくて 栄光と挫折に手を振った そよ風に揺れる シャボン玉を追いかけて その中に映る思い出を漁る 錆び付いたブランコは 今日も鎖 ぎこぎこと鳴らすだけ 時計の針に刻まれた寂しさが 作り出す未来は儚いもので 必然で死んでゆく喜びに 何回もペダル 踏み込んだ タイヤにこびり付いた 理想の類い 君との日々を願った 嗚呼、待ちぼうけの朝 浅い呼吸 繰り返して 走り抜いた 続く声援に背中を押されて もうちょっとだけ もうちょっとだけ 続く声援 五月蝿いな 黙れよ 土踏まずに突き刺さった 重力が作り出す空間に 広がる世界が 無限大だって信じていたいんだ 何回もペダル 踏み込んだ タイヤにこびり付いた 希望の類い きらきらと輝く 嗚呼、待ちぼうけの朝 嗚呼、待ちぼうけの朝