僕にしか聴こえない言葉で 話してくれ 「あなたの隣にいるのよ」 最後の時のことどこまで 話したっけ? 「何度も繰り返してほしいの」 いつか見せようと取っておいたんだ きらきらした 胸をくすぐる温度を 天国みたいに 錆びついた夢からの覚め方を 僕にしか聴こえない言葉で 話してくれ あなたの目の前にいるのよ 使い捨ての肌だから 爪立てることはないだろう 頑是ない闇の中 傷はつくよ勝手に ほっといて それでも あなたは忘れてしまうから 大丈夫 なんて二度と言うなよ どこまでが、この体なのか 思い出す前に 呼吸だけを見留めて 夢はなくて、触って 刺さって外れない痛いのも 甘いのも白いのも頼りない 枯らしても壊しても ひとつだけじゃ足りない 分かっちゃない、 ここからいつでも会いにゆくから? もう誰も来ないで 誰も来ないで