蛇口から漏れた水滴が だした微かな音で気付かされた こんなにも私は1人で 誰にも話せずにいたんだ ギターの音が優しくて 怖くなって弾けなくなったあの日 私は私がわからなくて こんなことなら夢も意思も将来も なければ良かったのにと自分を 恨んだ 汚れや傷は 愛されたものだけが 味や個性と呼ばれ また愛される なら愛されなかったものたちは いなくなった方がいいと 綺麗にするなんて口実で 簡単に消されてしまうのか 価値観は人それぞれなんて 言うくせに 大きな声のものに多くの声のものに 消されていってしまうのか 汚れや傷は 愛されたものだけが 味や個性と呼ばれ また愛される 今は汚く感じて 愛せないことがあったとしても 無理に消してしまおうと思わないで 時間が経ってもっと大人になった時 美しく愛おしく感じるものが 貴方にはたくさんあるから その感情を汚れだと思わないで