〈♪〉 小雨が窓をたたく 日曜日の朝は 一人になったことを また思い出す 君のいない朝は こんなにも さみしいものですか いつも君と二人の朝は 踏切の音をかぞえながら すこしずつ 明けていったのに 〈♪〉 君を忘れるために 街へ出てみたけれど 君の思い出に 出会ってしまう 電車道に沿って 咲いてる名も知らぬ 花の色は あの日の君の口紅と同じ 淡いオレンジ色してる 日に焼けた 君に似合ってた 〈♪〉 あの日から毎日の なにげない出来事も 君を忘れてゆく 歴史の一つ 夏のにわか雨が かわいた砂にしみこむように 秋はすぐに通りすぎて 君のいないこの冬は どこまで 寒くなるのだろう 〈♪〉