パチンと弾けるように 何かが終わった あの瞬間が今の僕の 全部を形作っている チャイムが鳴って 押し出されていった 行列 少し時間を置いて僕は その隙間を縫っていく 橋の先の公園のベンチが なんとなく ちょうど良かった 昼前に止んだ雨の粒を二人分払った ただ幼い秘密を守るのが大切だった 他愛ないから そこにはちゃんと愛があって 仕様がない程 その最中に僕らは在って ねぇ こんな償いの真似事 繰り返したって この温もりが一人にさせないんだ アクリルのキャラクターが こんなに掠れる前に 砕けてしまったもうひとつ その笑顔が隠していた心まで 多分 もう少しだったんだと思う 怖がることをやめて ちゃんとその手を握った 涙の理由には もう少しだったんだと思う こびりついた風景を 雨は流さなかった 油と動物の臭いと 世界の終わりみたいな音 パチンと弾けるように 何かが終わった あの瞬間が今も僕のこと 囚えている 何もないから今もひとり ここに座って どこにもない生きる意味を なんとか作ろうとした 他愛ない程そこには ちゃんと愛があって 仕様がなくても 多分生きていなきゃいけなくて ねぇ 一人にしてくれないのは そういうことなんでしょう わかってる 生きてみるよ シオン 君ごと全部抱きしめて
