夜明け前のような 始まる前のような あの予感は一体 何だったんだろう? いつも通りの日々が 崩れてゆくような あの胸騒ぎは 何だったんだろう? 聞こえないふりで 今年も同じ花が咲く よくもないわるくはない日々が しあわせなんじゃないかと 思ってた お迎えが来たような 旅立ちの寂しさは 逃れられない ことだったんだろう 花束を胸に添えて 微笑む君に言った 「また逢おう」 間違ってなんかない 誰も居なくなったような 何もかもが終わってしまったような 祭りは終わり 風が吹き抜ける 踏み荒らされた土の上にも 芽が生える 誰も居なくなったような 何もかも失ってしまったような どこに居ても どこまで行っても 崩れない壁を前に 立ち尽くす 独りぼっちの旅 真っ暗な闇を行く 怖れと不安 間違っているのかな? 誰が知ってる? 誰が知ってる? 僕の命よ 導いておくれ 誰が知ってる? 目を閉じる 目を開く なんだみんな ここにいたんだね なんだみんな ここに居たんだね