書いていた音に哀れみを 種を埋めて ほうき草とテレピンを探した 生まれた意味を取りかえし 目を覚ますために 雨のコンクリート見下ろして 運命 壊した 震え 共鳴 生まれた意識と 輪を描いて舞う スクリーンのごとく揃い 甘い苦悩さえ 背を駆けるコースター あざは古い日を語る 芽は枯れたとき 砂を蹴れば ありし日のビル風を聞く くり返すワルツに混ざって 種を運びつづける はじめはグルービーに 腕で誘い クロスはとうにひるがえり 裸のランチとしよう 舞い降りた はじめから妙な揺らぎだった 古い日を語る 書いていた音に 雨の