僕らは今日を生きていく 特別扱いされたくはない けれど特別で いたくないわけじゃない きっとそんなもんだろう みんなもがくんだろう きっとそうすることすら 普通なんだろう 一緒にただそばにいて欲しい けれど一緒くたにはされたくはない きっとそんなもんだろう みんな悩むんだろう きっとそうすることすら 同じなんだろう ほつれた所に集まった見知らぬ顔 ひどい言葉を投げて穴が空いた 不細工に縫い付けた目から 溢れたものを 拭ってくれたのは 僕らは糸を縫う様に 時には糸に沿う様に 人を愛して見えない道を行く そんな器用でもないくせに 悴んだ手を握りしめてくれたのは 他でもないあなたのその手でした その温もりにずっとしがみついて 痣のついた腕に気づかないまま 僕らは糸を編む様に 時には糸を切る様に 人を愛して間違うことを知る その様もまた人という 糸を留める様に 時には糸をまた縫う様に 開いた傷をまた抱きしめる それが僕らを結んでいる 僕らは今日も生きていく