春に咲いた桜 風に舞って落ちた 僕ら それを見ている 椿の花でいよう 綺麗に咲いた桜の前 シャッター音 つんざいて 写真の中の世界は 本物より綺麗なんだ 美化した思い出を散らして しまったその様子を 馬鹿にして他人は笑うんだ 世界は別に綺麗じゃない 香らない僕らは 見せつけないで 2人だけの世界で 秘密のような恋をする 愛していないふうに見えるかい 他人にわからすつもりはない 椿は今日も匂いやしない 桜は綺麗に散っている 愛していないふうに見えるかい そう見えたって関係ない 椿は今日も枯れることはない 首が曲がったってそばにいよう 「幸せそうね」って言われるのは 別に幸せなことじゃない 「幸せね」って言い合えることが 本当の幸せなんじゃない だから 香らない僕らは 見せつけないで 2人だけの世界で 秘密のような恋をする 一生分の春を僕ら使い果たすから 互いにしか見えない互いを今日も 知っている 一生分の愛を僕ら使い果たすから 互いにしか見せない互いを 愛し合っている それでも 愛していないふうに見えるかい 他人にわからすつもりはない 椿は今日も匂いやしない 桜は綺麗に散っている 愛していないふうに見えるかい そう見えたって関係ない 椿は今日も枯れることはない 首が千切れたってまた会えると 思ってるよ