足跡も何もかもが こんな夜に流されて消えて行く ゲリラ雨の中で 俺の生き様の証拠が全て 何もかもが無駄だったと 言うように消えて行く 説き伏せて黙らせる力もない 走り出す勇気もないくせに ただ あいつを責めている もう戻らない時間だけが 支えだとしたら 教えてくれ 明日からの値打ちはなんだ 立ち上がるために 簡単に「死ね」と言ってはいけない なのに何故簡単に言うのだろう 「生きろ」と 掌を じっとじっと見ていた どしゃ降りでも消せない 刻まれたDNA どうしても記憶に刺さったナイフの 傷跡が古くなっても ずっとずっと 冷たさに疼いている 砕け散ったピースがまだ 見つからないんだ 言って欲しいんだ この命が必要な理由を ただ それだけだ 明日に怯えているよ ゲリラ雨で何も見えない 君の姿も見えないんだ 闇の色さえも白く濁る この先にあるものに誰が 何を語れると言うのか 教えてくれ 教えてくれ 教えてくれ 俺の命はどこへと向かうのだろうか もう戻らない時間だけが 支えだとしたら 教えてくれ 明日からの値打ちはなんだ 立ち上がるために