花束を貰っても どうせ枯らしてしまうから 楽ばかり選んでも その口実をむざむざ潰して見える底 そこそこの人生に 少なくとも励ましはいらない 貴方が背を押した僕の眼前が 断崖だとしたら 呆れるほど無様な秘密隠して たった一つ 明らかにしても今更非対称な線 想像の桟橋をかける労力の無駄を 削減したこと 今更後悔したとて この傷は癒えないし 毛頭分かってたこと、 いつだって損してることごと 悉くそうしてる懊悩 どうぞ、 もう疾うに陽光なども通り過ぎても ごうごうと ごうごうと 滔々と鳴り出す風よ ちょっと、もっと、いや、 そっと降ろせその緞帳が あられもない姿を 別世界に連れ出していく 曖昧な境界ですら既体験の辺 残り火が跳ねて足の甲に落ちて 飛びずさってみてももうやけに、 かゆい 明らかに何かおかしいと 分かっていても ただ黙って見てた 他人事に思えた 綺麗なものばかり見ていても 仕方ないと 気付けば全てが 美しく見えていたなら、なら、なら 洗い終えた馬の毛に 紛れる羽虫の口先すら 殺めたくなるじゃないか 交わる点を書き出してみたい